2017年11月15日

イモリとエノキダケ

きょうは実家の両親と、夏に亡くなった姉のお墓参りに行って来ました。

その帰り、川沿いの遊歩道の真ん中にいたイモリを発見。

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どんな紅葉にも引けを取らないボディカラー

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間近でみるとすごくかわいいお顔

観光シーズンの遊歩道は人通りが多いので、毎年お仲間のイモリがよくいる場所に連れて行きました。


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達者でな〜


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やはり遊歩道近く、切り株の上に生えていたエノキダケ

野生のエノキダケは、柄の感じがベルベットのよう。
英語の名前もそのまんま「ベルベット・シャンク(ベルベットの柄)」。
根元のほうが黒っぽいのも特徴ですが、この角度だとちょっと見えない・・・
きれいな株だったので、根元の色の確認のために一本もぎ取るのも悪い気がして、そのまま撮影。
ムラサキシメジといいエノキダケといい、晩秋のキノコは趣深いです。

「まさのは爬虫類とか両生類とか菌類が好きだねえ」

と苦笑いしてくれる身近なひとがひとりいなくなったことを改めて思わされた日でもあり、

イモリにもエノキにも、その人が引き合わせてくれたのかも、と、柄になく感傷的になったりした日でした。



posted by まさの at 15:09 | 生きもの

2017年10月31日

ヒバカリ

〜〜〜ヘビの画像があるので苦手な方はお気をつけ下さい〜〜〜

近所の川沿いの遊歩道で、ちいさなヘビを見つけました。
ケヤキのうろにちょろちょろ潜り込み、じっとこちらをうかがっているところが可愛かったので撮影。
ヒバカリ(無毒)でした。

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ヒバカリがよくとるという威嚇姿勢?

画像がちいさくわかりづらいですが、顔を真横にかしげています。白いあたりが鼻(?)づら。


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右のほっぺをこちらに向けて上を向いているところ

首の下あたりが白いです。ヒバカリの特徴と言われる「白い首輪」を側面から見たかたち。
ミミズと見まごうサイズなので、ヘビが苦手な人でもかわいいと思えるかも!
タグ:生きもの

posted by まさの at 23:16 | 生きもの

2017年10月25日

『BOX ~箱の中に何かいる~ 』3巻あらすじ&読後感想

諸星大二郎『BOX ~箱の中に何かいる~』3巻を読みました。今回で完結!

BOX〜箱の中に何かいる〜(3) (モーニングコミックス)
BOX〜箱の中に何かいる〜(3) (モーニングコミックス)


・・・あらすじ・・・

上がっているかと思うと下がっている「エッシャーの階段」と、遠近感を狂わせるトリックに満ちた「錯視の塔」が次のステージ。
モンスター化した甲田に追われながらも興子はパズルをクリア。
ナビゲーターの魔少女を罠に嵌めてプレイヤーに仕立て、自分たちと一蓮托生の運命にひきずりこむ。
塔の下から現れた最終ステージは巨大な「箱」そのもの。
魔少女はメンバーの誰かにみなを裏切らせてゲームを不成立にさせようともくろむが、興子によって自滅に追い込まれる。
残る興子と光二、惠、神宮の結束は固く、そろって「箱」に要求されたものを与える決断をした。
無事、外に出ることができた4人。
「箱」の中にいるものに自分の一部を与えたことにより、世界は以前と変わっている。
だが戻ってきた4人は、世界の何がどう変わったのかさえわからない。
ただ、それぞれに確かな喪失感と違和感を抱えながら、普通の暮らしに戻っていくのだった。
甲田と山内は「行方不明」。谷夫婦は最初から「存在しなかった」。
「すべて世はこともなし」


↓ここから読後感想(ネタバレ)↓

最終ステージに立ったメンバーに箱が要求したものは、各自が「これさえなければ」という願望を抱いていた対象でした。
光二にとっては死別した兄の存在。惠にとっては男性性。神宮にとっては霊感。興子さんについては(喪失願望があったかどうかわかりませんが)度を越した好奇心。
それらは神宮が「ここに集まった人たちってみんな訳ありですよね」と言った「訳」の部分であり、業と呼んでもいいものでした。
作品として見るなら、それぞれのキャラを立たせていた要素です。

なんにでも興味津々の興子さんは、ギリシャ神話で好奇心に駆られ禁断の箱を開けたパンドラを、徹底したトリックスターに変換したキャラ。
そんな興子さんに導かれて開いた「箱」はいうなれば日本版パンドラの箱。
とすると、最後に出て来た「物凄いもの」は「希望」とも読めます。

「希望」が人を誘い込み、惑わして、各人が背に負い、その重さをかこってはいても、その人をその人たらしめていた荷物を搾取する。
「希望」に利用されたあとの人間には喪失感と、平穏だが見るべきところもない人生が待っている・・・

各人が願望をかなえられてよかったじゃん、と単純には思えない灰色エンドでした。
世界というひとつのパズルは完成しているのだけど、個々のピースの形が知らないうちに変えられてしまった。
それが結局は「こともなし」になってしまう、ということへの無常感。

最近できた政党の名前を思うと、物語の時事性にもびっくり。
すぐれた作品は作者の意図するしないに関わらず、時代と共鳴するものですね。

諸星作品は漫画で読めればそれで大満足なのですが、この作品に関しては質のいい3Dアニメで観てみたいな。錯視が現実化するところとか。


3巻でわたしのお気に入りは次のみっつのシーン。

・いちずな山内
・けなげな神宮
・おちつけ光二

そうそう、自称ナビゲーターの少女の正体は、箱の内部に寄生して、人間が裏切り合ったり愚行に走るさまを見て楽しむ「通り悪魔」でした。
イソウロウグモみたいな悪魔ですね〜
魔少女VS興子さんの最終局面は、囚人ゲーム理論も入っていておもしろかったです。


余談ですが諸星作品の短編『悪魔の煤けた相棒』(『瓜子姫の夜・シンデレラの朝』所収)に出てくる悪魔のほうは、出番がちょっぴりだけなのが惜しい、いい感じのキャラ。
主人公は悪魔の「煤けた相棒」である男ですが、この男、7年のあいだ髪をくしけずらず体を洗わず・・・
『ロードオブザリング』のアラゴルン、『アナと雪の女王』のハンスクリストフと並んで、わたしの中の三大「におうイケメン」です。
みんな、やることがサラッとかっこいいし、映像やアニメや漫画ではにおいがわからんので気にならないですが、じっさい側にいたら、そりゃもう、くさいんだろうなあ^^

瓜子姫の夜・シンデレラの朝 (朝日コミック文庫)
瓜子姫の夜・シンデレラの朝 (朝日コミック文庫)





posted by まさの at 19:23 | 漫画