2016年01月15日

『短歌生活』に短歌が掲載されました

南天の白き小さき花散れば泥土にも未知の星図ひろがる

昨年、上記の歌で、第6回角川全国短歌大賞の題詠部門準賞(題詠「星」)に入選しました。今回、そのごほうび(?)として、雑誌『短歌生活』7号に7首1組の連作を掲載して頂きました。「 」内は連作のタイトルです。

「自然血族」

草餅に草はつなぎの母子草摘めば縁(えにし)のやわらかきこと

離さじの覚悟の少し愛に似ててんとう虫がありまきを吸う

紫陽花の花色移りゆく陰にしゃがみて第二次性徴の雨

若き日の夢の未だに夢なることの恥に縊(くび)れし烏瓜かな

曼珠沙華に燃やしたきもの訊ぬれば「白花曼珠沙華」と答えき

枯葉また枯葉踏み分け餌(え)を探る鳩は古血(ふるち)の色の目をして

ときどきは私を引き裂きたき我の鉤爪求むふくろうのカフェ


第7回の角川全国短歌大賞にも題詠1首・自由詠2首を応募しましたが、今回は選外でした。むねん。
予選通過で最終選考に残ったのが、下記の一首です。

飛ぶ鳥の軌跡たわめて大きなる風の吹くとき手を繋ぎゆく

これも「自然血族」と同じ『短歌生活 7号』に掲載して頂いています。
「大きなる」と「吹くとき」のように、古文調と現代語調が混じり合っているのは、やっぱりおさまりが悪いのかな。
現代語調のままだと、素朴な夫婦が被曝してゆく悲惨を描いた絵本「風が吹くとき」のタイトルから本歌取りしたように読まれるかもしれません。

自分は定型詩にどう取り組んでいきたいのか、いろいろ考えるこのごろです。


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posted by まさの at 12:35 | TrackBack(0) | 短歌

2015年10月28日

短歌二首

第三十五回全国万葉短歌大会に二首一組で応募していたのですが、どちらも選外でした。

この賞では応募作品はすべて作品集の形にまとめられ、入選作や、選者の選評も、その作品集で読むことができます。
選者は佐佐木幸綱さんと小島ゆかりさん。
主催は北日本新聞社、共催は高岡市万葉歴史館と高岡万葉まつり実行委員会。

先日、作品集が送られてきましたので中身を拝見。
入選作は、共感しやすい身近な題材を、てらいなく歌った歌が多いようでした。
わたしの落選作は以下の二首です。


老いし人戻らぬ庭の花柚子の実に寄る皺のその人に似て

惜しまれず去る稽古場のドア外し背中のかさぶたとしてしょっていく


落選というかさぶたを、また一枚、しょっていかないといけません。
日曜日に受験した漢字検定1級も自己採点では確実に落ちているし、落ち(fall)続けていますねえ。秋(fall)だけに。

ちょっと散歩に出て、落ち葉とたわむれてこよう。


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posted by まさの at 10:41 | TrackBack(0) | 短歌