2016年12月06日

『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』

友だちからの「オススメ本&DVD」ダンボール箱に入っていたドリームワークスのアニメ映画『長靴をはいた猫』。
そこから、うちの子どもはドリームワークス作品にどっぷり。
『マダガスカル』『カンフー・パンダ』などいくつか観た中で、親子でとびきり気に入ったのがこちら。

ガーディアンズ 伝説の勇者たち [DVD]

『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』
(映画原題『Rise of the Gardians』日本未公開)
DVD買ってしまった。Blue-layは出ていません。

あらすじ(ネタバレなし)

主人公はジャック・フロスト。
風に乗って飛び回り、氷や雪で人間にいたずらをして楽しむ霜の精です。
でも、どうがんばっても、彼自身の存在を人間に気づいてもらうことができません。
自分がどこで生まれ、どこから来たのかという記憶さえないジャック。
陽気にふるまう胸の内には、いつも不安と孤独があります。
そんな折、悪夢の化身「ブギーマン」ことピッチ・ブラックが出現。
子どもたちの夢を悪夢に変え始めます。
ピッチに対抗するため、サンタクロースのノースが仲間を集めました。
眠りの精サンドマン。復活祭を仕切るイースターバニー。抜けた乳歯をコインに代える妖精、トゥースフェアリー。
彼ら四人は、お月様に選ばれた子どもたちの守り手「ガーディアン」。
来たるべきピッチとの戦いに備え、お月様は新たにもうひとりガーディアンを選びます。
意外にもそれは、一匹狼のいたずら者、ジャック・フロストでした。


※この下からネタバレしています。ご注意!※


取りとめのない感想

映像の美しさとキャラクターの表情の豊かさに、冒頭から惹き込まれます。
樹やガラス窓に霜の花が咲いていくシーンは、本当に美しい。

主人公ジャックは細身の美少年。悪ふざけの合間にふっと見せる寂しげな横顔で、女子のハートをがっちりキャッチです。
手にした杖でなんでも凍りつかせることができる能力は、ディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』のエルサの力にも通じるところあり(ジャックとエルサをくっつける二次創作もあるらしい)。

ふところの深いリーダー格のノースは「ロシア人兵士のイメージ」(by特典映像)で、二刀使いのマッチョなサンタ。
イースターバニーは「オーストラリア人気質の」(by特典映像)でっかいウサギのおっさん。ブーメランが武器。
紅一点、賑やかで親切なトゥースフェアリーは、ルックスが京劇の女形のよう。矢のように素早く飛ぶことができます。
それぞれ一般的なサンタや妖精のイメージと違う上、対ピッチ要員ですから戦闘力もプラスされているのが新鮮。
眠りの精・サンドマン(砂男)も、ホフマンの小説『砂男』で描かれている怖いイメージからは一転。この作品ではまるい、かわいい、超いいやつです。でも、武器はえげつない二本ムチ。

ジャックが自分の過去を知り、使命に目覚める流れは予定調和ながら、過去にひと悶着あったバニーとの関係の変化や、敵の姦計による仲間割れ、絶体絶命の危機、そしてガーディアンズと子どもたちが共に悪夢と対峙するラストまで、目が離せない展開でした。

ロシアと中国の要素がよく出てくるのは外交戦略?とツッコみたくなるときもありますが^^
特典映像では「宮崎駿に影響を受けたシーン」も紹介され、ジャパニメーションの面目躍如だなあと思いました。

サンタ以外は日本人にはなじみの薄い妖精ばかりなので、日本未公開の理由はそのへんかも。
でも勢いで観ているだけで楽しいし、知らない文化を調べるきっかけにもなって、ありがたいです。

お月様が新たにガーディアンズを選ぶとき、日本語吹替だとバニーが「カメはイヤだ〜」と願います。
この「カメ」は意訳で、英語版では“Groundhog(=ウッドチャック、地リスの一種)“。
アメリカやカナダにはGroundhog dayという、ウッドチャックの動きでいつ春になったか予想する行事があるそう。
春の訪れを象徴するイースターバニーにとって、ウッドチャックは季節かぶりのライバルなんですね。
クリスマスにも対抗心を燃やしているバニー、負けず嫌いぶりが一貫していてほほえましい。
日本語吹替の「カメ」は、もちろん民話の「ウサギとカメ」からでしょう。
技あり!な意訳だなあと思いました。

トゥースフェアリーとネズミがフランスで鉢合わせる場面は、絵本『歯がぬけたらどうするの?』でたまたま予習済だったので、ニヤリ^^
枕の下の乳歯をコインに代えるのがネズミだという地域、フランスの他にもたくさんあるようです。

ベッドの下にはブギーマン(「お化け」)が潜んでいる、という英語圏で定番の怖い話も、鑑賞前に頭の片隅に入れておくといいかも。

このブギーマンこと、ブレない悪役、ピッチ。

邦画ドラマ『風魔の小次郎』の名悪役・陽炎を思い出させるフォルムだし、孤軍奮闘だし、大好きだった猫の名前と同じだしで、なんだか情が移ってしまいました。

映画では、妖精は人間に信じられることで存在でき、姿も見えるようになるという設定。
なので、ジェイミーという男の子が言った

「(ブギーマンの存在を)信じる。だけど怖くない」

という言葉、ピッチにとって救いになるかも・・・と思ったけど・・・違ってた!
雪合戦に興じる子どもたちに心身共にスルーされ、再び人間に見えない存在になってしまう。ちょっと切ないピッチ・ブラック。

「ジェイミーはピッチを信じてるはずなのに、見えなくなったね。信じられることと怖がられることと、ふたつ揃わないとピッチは存在できないのかな?」

ブツブツ言っていたら、子どもにサクッと

「みんな、遊ぶのが楽しくて、ピッチのことカンペキに忘れちゃったんだよ!」

と返されました。なるほど。ピッチ、ますます不憫。
はぐれ者同士コンビを組みたかったのに、ジャックにはすごくあっさり振られてるし。

個人的には、ちいさくなったときのバニーと、サンタの助手であるビッグフット(雪男)たち(映画『ロードオブザリング』のエオメル兄さんに激似)の愛くるしさがたまりませんでした。

主にイースターの時期(3〜4月)のお話ですが、雪景色が多いので冬に鑑賞するのにピッタリです。

エンドロールにもお楽しみ映像があるのでお見逃しなく^^

タグ:映画 アニメ

posted by まさの at 21:29 | TrackBack(0) | 映画・ドラマ

2016年04月20日

トムさんのリンク集を準備中

25日からスターチャンネルで『ゲーム・オブ・スローンズ』Season6が日米同時放映だし、フジテレビでは『クロッシング・ライン』Season2が水曜深夜に放映中。

今、日本の電波はトム・ヴラシアに微笑みかけているんじゃないだろうか。

旦那にケーブルTV導入のためのプレゼンをするたび

「そのドラマに例のトム・クルーズは出ているのかい」
「クルーズじゃないよ」
「違った。ハンクスだった」
「また違うよ」
「あれだ。ネズミのジェリーとおっかけっこしてるネコ」
「人間だよ」
「そうか。トミー・リー・ジョーンズだったな」
「もはやトムですらないのか」

と、名前ネタで翻弄されていたわたしの屈辱が終わる日も近いんじゃないだろうか。

というわけでトムさん関連リンクを集めた記事を近々に上げるべく、頭の中で準備中。

『ゲーム・オブ・スローンズ』アリア役のメイジー・ウィリアムズは来日したとのことですから、アリアの「殺せんせー」ジェクェン役のトムさんの来日も実現するといいのにな。

そうそう。
先日、『クロッシング・ライン』は1話完結なので途中からでも大丈夫!と、大風呂敷を広げましたが、Season2の1話から見始めてくれた人から

「さっっっぱり分からない!やっぱり最初から見ないと・・・」

と正直な感想が。そ、そうでしたか!申し訳なかった!

GWにSeason1から挑戦してくれるとのこと。心の広さに感謝^^


posted by まさの at 16:08 | TrackBack(0) | 映画・ドラマ

2016年04月15日

ドラマ「クロッシング・ライン」水曜深夜フジ

数年前から友達と段ボール箱の交換をしています。
中身はオススメの本、漫画、DVDなど。
隙間にちょこっと旅先のお土産やお菓子を入れたりして。
会えるのは年に数えるほどですが、この段ボールのおかげで共通の話題が尽きません。

思えば、トム・ヴラシアさんが「顔のない暗殺者」ジェクェン・フ=ガーを演じる『ゲーム・オブ・スローンズ』のseason1もこの段ボールに入ってやってきたのでした(ジャクェンの出番はSeason2と5。たぶん6も)。
今回の段ボール便では、トムさんがレギュラー出演している『クロッシング・ライン』season3の詳細情報と、season2がTV放映されているという情報も届きました(ありがとう!)。

『クロッシング・ライン 〜ヨーロッパ特別捜査チーム〜 』(CROSSING LINES)
ICC(国際刑事裁判所)所属の国際警察特別捜査チームとして集められた、優秀な、しかしそれぞれに問題を抱えた刑事たち。
彼らがときに互いに反発しながらもチームとして成長し、協力し合って、悪質な越境犯罪と対決していくお話です。
ケーブルTVだとseason3まで配信されてます。

地上波の次回放映は
フジテレビ 20日(水)25:55〜26:50
Season2 第3話「キル・ゾーン」

ヒト・モノ・カネの動きが自由になったユーロ圏では犯罪も国境を越えて奔放になっている、という、島国日本ではピンと来ない国際時事ネタを身近に感じさせてくれるドラマ。
刑事たちの出身地&ドラマの舞台となる国は、フランス・ドイツ・イタリア・イギリス・アイルランド・オランダそしてアメリカ。
役者さんの国籍もキャラクターのそれに合わせてあります。

ドラマの資金の出どころ(ドイツ・アメリカ・フランス)とロケのしやすさを思うとヨーロッパ先進国サイドのドラマであるのは仕方ないのかな。
舞台をEU28か国に広げてギリシア出身の刑事さんとかメンバーに加えた展開を見てみたい気もしますが。

基本的に1話につき1事件、1話完結方式なので、興味を持たれた方、シーズン途中からでも大丈夫ですよ。

ちなみにSeason2でのわたしのお気に入りは、第5話の「バイカー・ギャング」。
トムさん演じるIT捜査官セバスチャンの見せ場たっぷりの回です。
「まあ、一回くらいなら観てやろうかな」
と思われる方は、どうぞこの回をご覧ください!
IT担当のはずが「バイクを運転できるドイツ人男性」ということだけで、凶悪なバイク強盗殺人集団に潜入する羽目になったセバスチャンの、あぶなっかしい活躍ぶりがいいんですよ〜。

フジでの放映が深夜&放映時間が毎回違うらしい&次々回以降の放映時間の告知がない、のがなんですが・・・

第5話放映の直前になったら、またお知らせしたいと思います。

話は全然変わりますが、昨晩からの熊本の地震には驚きました。
うちは関東ですが、あの時間の直前に、家が、というより地面が変な揺れ方をしたのを覚えています。
たとえが陳腐ですが、足元で竜が身じろぎしたような・・・

現地の余震が早くおさまってくれることを願っています。



posted by まさの at 22:16 | TrackBack(0) | 映画・ドラマ