2016年09月29日

カマキリとハリガネムシ

(カマキリとその寄生虫・ハリガネムシの画像があります。苦手な方はご注意ください)



今日、家の近くの川沿いの道を歩いていたときのことです。
突然、どこからともなく1匹のカマキリが飛んできました。
そして、ものすごい勢いで川の中にボッチャンとダイブ。
これはもしかして・・・?しまった、デジカメ持ってない!

iPhone片手に見守っていると、カマキリはすぐに岸辺に這い上がりました。
そのお尻から、びゅるんと現れたのは・・・やっぱり!

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ハリガネムシ。

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ツルツル出てくる。長いです。

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カマキリが飛んだはずみに、ハリガネムシはポトリと生み落とされ(画面中央、石畳の横)、

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クネクネうねって(画面中央の茶色い葉と石畳の間でくるんとしている)、

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自力で水辺を探り当て(画面上、左端と中央のシダの葉の間に見えるのがハリガネムシの先端。画面右端が川の水面)、

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川の底に悠々、長々、落ち着きました(画面中央より左寄り)。

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近くのブロック塀に逃れていた宿主のカマキリ。何を思うのか。

用を済ませ、およそ5分後に同じ場所を通りかかると、カマキリはいなくなっていましたが、ハリガネムシは同じ川底にじっとしていました。
ここでパートナーとめぐり会うチャンスを待つことにしたのかもしれません。

ハリガネムシは、カマキリやカマドウマに寄生する生きもの。
先の月曜、家族と、その変わった生態について話をしたばかりでした。
この時期、道路にたくさんの轢かれたカマキリ&ハリガネムシのペアがいるもので・・・。

ハリガネムシは実は水生。成体は水中で交尾・産卵します。
微細な幼生のときにヤゴなどの水生昆虫に摂取され、その体内で殻をつくって休眠。
水生昆虫が羽化して地上に出、カマキリやカマドウマなどに捕食されると、今度はその体内で寄生生活に入ります。
寄生された昆虫は生殖能力を失うばかりでなく、ハリガネムシが成熟して水の世界に帰りたくなると、タクシー代わりに利用されます。
なんと、水の中に飛び込むよう、脳をコントロールされてしまうとか。

カマキリのものすごい勢いでの入水も、マインドコントロールされたせいなら納得です。
でも、すぐ水から出ようとしたところを見ると、あのカマキリは自分を完全に見失ってはいなかったようです。
宿主の体質によって暗示の利きが悪いとか、コントロール下手なハリガネムシがいるとか、あるのでしょうか。
カマキリが意志強固で、最後の抵抗を試みた可能性もあります。

時間にしたらものの数分ですが、すごいドラマを見てしまいました。




posted by まさの at 23:46 | TrackBack(0) | 生きもの

2016年07月08日

アオダイショウ

〜〜〜ヘビの画像があるので苦手な方はお気をつけ下さい〜〜〜

先日キノコチェックの際に出会った、アオダイショウとノネズミのお話。

林の中に、真ん中が腐って洞になった切り株があり、そこからにょろりとヘビのしっぽが出ていました。
近づくとしっぽは消え、洞の中からノネズミが一匹飛び出しました。
ヘビから逃げたのかな?と思いきや、再び洞の中へ舞い戻るノネズミ。
赤みがかった毛並みの、わりと大きなノネズミでした。
アカネズミかも。

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洞をのぞくと、中いっぱいに、とぐろがウネウネ。

前に訪れた東京スネークセンターの店員さんの
「毒のないヘビは獲物を絞め殺さないといけないから筋肉が発達しているんですよ」
という説明が、なんとなし、頭をよぎります。

ヘビは贔屓にしている生き物ですが、先ほどのノネズミがまた、ビアトリクス・ポターの挿絵そのままのかわいい姿。愛くるしい大きな黒いお目々。

部外者のくせに心理的に板挟みになって唸っていたら、洞の中からノネズミがまた飛び出し、今度はまっしぐらに遠くに逃げていきました(速すぎて撮影できず)。
その後から、残念そうにゆらりと鎌首をもたげたヘビ。

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アオダイショウでした。こちらもきれいな黒い目。

全身伸びた状態は見ていませんが、最初に洞の外に出ていたしっぽの様子と、たっぷりしたとぐろ具合から見て、1mはありそうです。

一度逃げ出したノネズミ、わざわざヘビのいる洞の中に戻ったのが不思議でしたが、そういえば最初に外に飛び出したとき、わたしと目が合いました。

きっと「前門の虎後門の狼」状態で、パニックを起こしていたんですね。

こっちは「かわいい」と思っても、向こうには「ヘビより怖い」と思われていたという。

「人間あるある」な一コマでした。



posted by まさの at 15:51 | TrackBack(0) | 生きもの

2016年06月15日

カブトムシとクモ

去年の夏、里山活動の一環「カブトムシメッケ」で捕まえたカブトムシの子どもたち。
卵から10匹孵り、5匹を里子に出したので、うちにいるのは5匹でした。
そのうち3匹が無事に成虫になりました。

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いちばん大きい雄の個体。あとの2匹も雄。

マット上によく出てきていた幼虫が2匹、先に蛹化して成虫になったものの、どちらも羽が歪んでおり、残念ながら兄弟の誕生を待たずに死んでしまいました。2匹とも雌でした。

カブトムシの雄はまわりに雌がいないと相手が雄でも交尾してしまう、人間界のボーイズラブ業界もビックリなモチベーションを持っています。
親世代は雌が3匹いたため、母親は違うかもしれませんが、父親は確実に1匹。
同母か異母の兄弟同士では、インセストにもなってしまいますね。

お互いに相手を選べる環境にいるのが、生き物にとってはベストかと思うので、あした里山活動に連れて行き、放して来ようと思います。

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前にも登場した庭のゴミグモ。

今回は「あ、クモ」とわかるトゲトゲの胴体が撮れたので嬉しい^^

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お顔は見えませんが、きちんと揃えた足先が几帳面な印象です。

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夏のアイドル、アオオビハエトリ。今年も安定のかわいさ。

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ユリ根まんじゅうを作ろうと思って買ったまま、忘れていたユリ根。
モサモサと根や芽が生えたので植えてみたら、鮮やかなコオニユリが咲きました。食い気から色気へ。華麗なる転身。

posted by まさの at 09:21 | TrackBack(0) | 生きもの