2016年07月20日

熱海で「御鳳輦」を観ましたB

(7月16日に観た「御鳳輦」レポの続きです)

お神酒のほかに、
「今年は人出が多いから・・・」
と、ひそかに配られていた麦こがしの袋も頂きました。

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表。

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裏。

わたしたちは現地でたっぷり浴びたので、体調を崩している親戚にあげようと思います。

御鳳輦を見学した後は東駐車場を出て坂を上がり、来宮駅近くのデニーズで昼食。
そこから徒歩で来宮神社(ご祭神はお留守ですが)に参拝&大楠を拝観。


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境内の敷石に散っていた色紙。
「鹿島踊」で使われる柄杓からこぼれた名残のようです。

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大楠は相変わらず素敵。

よいお祭りを見せて頂いたお礼に茶房「報鼓」でお土産を買ったりひと休みしたりしました。
15時45分まで待てば御鳳輦が神社に帰ってくるところが見られたのですが、子どもが疲れてしまったので、高台にあるホテルに移動。
夜遅くまで、町のほうから、山車の賑わいが聞こえてきました。

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翌朝、旦那の「朝日がきれいだよ」の声に目覚めると・・・

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海上に、まるで猿田彦の装束の背中にあったような赤い光の帯が。

ほんの数分でしたが、忘れることのできない光景でした。

毎年7月14〜16日に行われる熱海の来宮神社のお祭り。
全力でおすすめです^^


おまけ

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星野リゾートにて地上9mの樹上アスレチックに挑む、現代の猿女君。


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2016年07月19日

熱海で「御鳳輦」を観ましたA

(7月16日に観た「御鳳輦」レポの続きです)

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ひときわ高く麦こがしを撒きながら、海に入っていく猿田彦たち。

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御鳳輦と獅子が続きます。

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海中の行列は、ちょっとウミヘビを連想させます。

海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)

「海はつながっとるけん」
諸星大二郎『海竜祭の夜』に出てくる彦ジイの台詞をふと思い出しました。


「あんとく様」の通り道が海から来て海へ帰るように整えられていたのと、御鳳輦の行列が陸から海へ入り、海から陸へ帰るのとは、考えてみれば好対照。

荒ぶる神「あんとく様」に海へ帰ってほしいと願う島民の心理は、幸わう神である「五十猛命」に、年ごとに海から寄り来てほしいと願う熱海の人々の心理の裏にあるもの。

「厄年の男が祭神の神輿を担いで海に入る」行為には、

・海の彼方に厄を祓い去る
・祭神が海の彼方から寄り来た伝説を再現することで、神と共に訪れる幸を更新する

このふたつの意味があるのではないでしょうか。

『海竜祭の夜』はあくまで諸星大二郎の創作であり、海竜祭も架空のものですが、読んでいると実際の土地習俗の、影の部分が見えてくる気がします。
漫画に描かれた架空の海と、この現実の熱海の海だって、どこかで「つながっとる」のかもしれない。

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・・・と、妄想に浸っている間に、海から上がってきた猿田彦。

この神が、海底で貝に手を挟まれて溺れ死ぬこともなく行列の先導を務め、海から真っ先に浜に戻るのも、「海からの幸が滞りなく陸へ運ばれる」という意味合いが込められているように思えます。

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観光客に麦こがしを撒く猿田彦。

撒くとき「もうー」というかけ声(意味は不明。わかる方がいらしたら、ぜひ教えてもらいたいです)をかけていると後から知りました。わたしにはよく聞き取れませんでしたが・・・
近づいたら、デジカメぐるみ全身に麦こがしを浴びました。
よほど気を付けて枡を持っているのか、麦こがしの粉は海水で湿気た様子もありません。
猿田彦の撒く麦こがしが体にかかると、その年は無病息災なのだとか。ありがたいですね。

その後、海から上がった御鳳輦が四方笹の内側に収められ、神主さんが祝詞をあげて、氏子の皆さんの一本締め。神幸祭における「御鳳輦」浜降りの神事は無事終了となりました。

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観光客に立ち混じり、しごくナチュラルに浜辺を去る猿田彦の後ろ姿。

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お供えものを供えられ、御鳳輦もひと休み。

連休中で海水浴客も多く、かなりの人出でしたが、ちいさな紙コップに入れたお神酒がたくさん配られていました。
わたしは終始行列の後を追い回し、ひとり砂浜ダッシュしていたので知りませんでしたが、旦那によると、子どもには別に麦茶をふるまって下さったそうです。
「村人はもちろん入り来る者も守護する」という(参照:来宮神社HP)五十猛命の心意気を、氏子さんたちも伝えているのでしょうか。

時計を見ると30分ほどしか経っていないのに、非常に密な時間を過ごせた「御鳳輦」でした。

御鳳輦レポ、続きます。次で終わり。
タグ:諸星大二郎

posted by まさの at 23:56 | TrackBack(0) | 旅行

熱海で「御鳳輦」を観ました@

昨年の夏に初来訪し、大好きになった熱海の来宮神社。
前回は樹齢2000年を超えるという大楠がお目当てでしたが、今年はお祭りが見たくて、家族に付き合ってもらいました。

毎年7月14日から16日の3日間に亘って続く、来宮神社のお祭り。
14日が宵宮祭、15日が例大祭、16日が神幸祭。
宵宮祭は、その後の祭りが無事に行われるよう祈願する趣旨。
例大祭と神幸祭では、鹿島踊り、巫女神楽、浦安の舞など、両日共に行われる行事もあります。

ワンチャンスなのが16日の神幸祭で行われる御鳳輦(ごほうれん)。

来宮神社の御祭神・五十猛命の御鳳輦(おみこし)が、猿田彦の先導で街を練り歩き、最後は浜に降りて海に入り、ひとめぐりして戻ってくるというもの。現在は熱海サンビーチで行われています。
これが見たい!

行列が街から浜に現れるのは、例年12時ごろとのこと。

国分寺の自宅を8時に出発し、10時半にサンビーチ近くの東駐車場に着きました。
広い市営駐車場で、屋根はありませんがビーチに出やすく、「お宮の松」を観るのにも便利な場所。

砂浜に降り、御鳳輦の通り道を確認。

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お宮の松寄りのほうが入口で

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反対側が出口になる様子。

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出口には四方笹。御鳳輦を置く場所が清めてあります。

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綱にぶら下がっている注意書きのアップ。
「虎友兎会(こゆうかい)」氏子さんたちの会のようです。
間違っても「タイガー&バニー」ではない。

時間があるので、駐車場裏の大きなコンビニ、ローソン熱海サンビーチ店でお10時を食べ、行列到着を待ちました。
このローソンは浮き輪や花火などの海遊びグッズから熱海土産、スイーツなどもラインナップ豊富。
店外に座って飲食できるテラス席もあるので、時間つぶしに大助かり。2階にもテラス席があったようです。

12時過ぎに駅の方角から「みょうねん」「みょうねん」の声が。
このかけ声「みょうねん」の漢字には静岡新聞や伊豆新聞で「妙念」と当ててあります。
良い年の到来を願う、とありますが、そういう意味があるのかな。

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500人からなるという大行列が国道からデッキを渡り、サンビーチの浜辺へ降りていきます。
担がれているのが御鳳輦。担ぎ手は42歳・厄年の地元の男性陣。
階段が多いから大変そう。

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猿田彦と御鳳輦の到着を浜辺で待っている、先ぶれの獅子二頭。

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天狗面の猿田彦が登場。
その後に御鳳輦が続き、一行は、いよいよ海へ!

画像が載せきれないので続きます^^


posted by まさの at 16:26 | TrackBack(0) | 旅行