2015年09月29日

昇仙峡&清里のキノコ(2015.9.22〜23)

22〜23日にかけて、山梨県の昇仙峡および清里で見つけたキノコたち。

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シロオニタケ
昇仙峡にて。『日本の毒きのこ』(監修:長沢栄史 学習研究社)によると胃腸系および神経系の中毒を起こすとのこと。
日本の毒きのこ (フィールドベスト図鑑)

赤鬼や青鬼は民話でお馴染みですが、白い鬼はキノコと池波正太郎の世界くらいでしょうか(^^)。
濃密な白さに、無数の細かいイボイボが、非常に淫靡なお姿です。

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アカヤマドリ
昇仙峡にて。食菌。でもイグチ科の宿命で、虫が食ってることが多いです。
調理すると黄色いアカヤマドリ汁ブシャー。大きく育つキノコなので、見つけると盛り上がりますが、採りたいほどの味ではない(わたしがいい調理法を知らないだけかもしれません)ので、撮影だけ。

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ハナイグチとヤマドリタケモドキ
昇仙峡にて。きれいな個体だったので採取。台所で虫出しする前にパチリ。
この後、キャベツと炒めて、インスタントのたらこスパゲッティに混ぜました。
ヤマドリタケモドキはポルチーニのお仲間。香りのよい、とてもおいしいキノコです。

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チャタマゴタケ?
山荘の庭にて。帰路につく直前のあわただしい時に撮ったので、根元のツボは未確認。

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オニイグチ?
こちらも山荘の庭先。オニイグチ科のキノコと思われます。

昨年9月半ばに近所の公園でも、管孔含むほぼ全身がまっくろのオニイグチ科キノコを見つけました。
この科の特徴は、傷をつけると内部の白い肉が赤変→黒変する性質があること。
試しに裂いて白い部分を出してみたら、確かにその通り。血が滲んだように赤くなり、それから黒ずんでいきました。なかなかデモーニッシュな演出でした。幼菌はおいしいらしいです!

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清里の道の駅にて買ったショウゲンジ。1パック600円。

他に、クロカワやキイロシメジ、カラスタケ、ホンシメジ、ウラベニホテイシメジなどが並んでいました。キイロシメジって、あまり聞かない名前ですね。見た目はキシメジでした。地方の呼び名かもしれません。
ウラベニホテイシメジは、クサウラベニタケ(毒)との誤食がよく問題になるキノコ。
ウラベニには傘に指で押したような跡が出ると聞きますが、素人目には???
ガン見していたら商品陳列の係の人の邪魔になっていたので退散です。

ショウゲンジはマツタケの発生が少なくなってきた山に多く発生し(by『季節と発生場所ですぐわかるきのこ』小宮山勝司)、そのために嫌われることもあるとか。

きのこ―季節と発生場所ですぐわかる

歯ごたえがよく食べでもあるので、道の駅で見つけると、うちは必ずお持ち帰り。
虫がついてるのは入っていたことがないですが、一応塩水で虫出しをし、おおざっぱなクリームシチューにして食べるのが定番です。

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*おおざっぱなクリームシチューの作り方*
・豚肉、キノコ、玉ねぎ、にんじんを適宜切る
・サラダ油とバター少々で肉を炒め、火が通ったらキノコ他も炒める
・小麦粉をまんべんなくふりかけて軽く炒める
・具がひたる程度の水を入れ、コンソメも入れて煮込む
・にんじんが柔らかくなったころ、牛乳をお好みでいれる
・塩で味をととのえ、ひと煮立ちさせてできあがり

キノコのシチューのときはジャガイモを入れないのがこだわりといえばこだわり。
ちなみにキノコのカレーのときもジャガイモは入れません。
両者はどこまでも合わない気がする。
キノコの菌糸とジャガイモとの間に、かつて地中で何かのしがらみがあったのではないか。
そのように思われます。

タグ:キノコ 野食

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2015年09月28日

清里のキノコ(2015.9.21)

21日に山梨県の清里で見つけたキノコたち。
場所について特に記載がないものは、借りた山荘の庭付近で撮影しました。
同定間違いに気づかれたり、この不明菌の名前わかるよ!という場合、ご一報いただけましたら当方、小躍りして感謝いたします。

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カワリハツ(緑色型)
あっさりした食味の食菌。採取するとき傘がこわれやすい。
ベニタケ科で、くっきりしたきれいな襞が魅力的なのですが、この個体はなぜか、スターにしきのみたいにぴらぴらしている。

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ホコリタケ(別名:キツネノチャブクロ)
老菌をつつくと、てっぺんに開いた穴からホコリのごとく胞子を噴きだす人気者(?)。画像は若い個体。皮を剥いてみて、中身が白かったら食用になります。
歯応えのあるはんぺんのような食感。個人的にはお吸い物に合うと思います。

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アワタケ?
アワタケなら食菌。表面がカッピカピにひび割れて旱魃の大地状態。亀甲にも見えるからキッコウアワタケ?とも思いましたが、種の特徴としてのひび割れではない気がする。いずれにせよ、管孔の青変性は未確認です。

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不明。
ぽつんと一本、小指ほどの高さの鮮やかな立ち姿。アキヤマタケのさきがけ?

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ハナイグチ(地元では「ジコボウ」)
カラマツ林の代名詞のような食菌。味や食感は、たとえるならば、超ナメコ。
めぼしいのは地元の方が狩っていかれたようで、かろうじて山荘の入口に残っていたふたつ。

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不明。
某ファームの駐車場にて。キシメジ科っぽい。この科の見分け方のコツがなかなか掴めません。

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ノボリリュウタケ。
場所は同上。小さな昇竜が群生していました。食べたことはありませんが、食菌。

山荘付近はカラマツが目立ちますが、広葉樹も混生しているので、キノコの種類もいろいろあります(^^)。傘が茶色のキノコと白いキノコはわたしにはまだ同定が難しく、採取&食レポに至れません。
でも、眺めているだけでもしあわせ。それがキノコ。

22日と23日に撮影した分は、後日UPしますね。

タグ:キノコ 野食

posted by まさの at 16:14 | TrackBack(0) | キノコ

2015年09月24日

昇仙峡に行ってきました

シルバーウィークを利用して山梨県甲府市北部は御岳昇仙峡に行ってきました。
子どもの頃にいちど、家族旅行で連れていってもらった場所です。
覚円峰の形と、景色がきれいだったのと、なんか楽しかったことはよく覚えている。
そういうのを「よく」とはいわないことも、よくわかっている。

「昇仙峡」という言葉はもともと天神森から仙娥滝までの4km範囲を指すそうです。
仙娥滝の上から足を伸ばしてロープウェーに乗ったり、夫婦木神社や金櫻神社など神社参詣することもできますが、今回は仙娥滝を目標地点とした折り返しコースを行きました。

途中2km地点までは定員15名のトテ馬車も通っています。
馬の休憩時間含め、片道約40分。
2km地点から仙娥滝までは、歩きで片道約20分。

今回は、行きはトテ馬車を利用。
帰りは下り続きで楽ちんそうなので、馬車には乗らずに歩くことに。

どちらも片道約1時間。
往復約2時間の、ちょうどいいお散歩コースでした。
行きの坂道を馬車に乗らず歩いていたら、子連れなので、もう少しかかったかもしれません。

トテ馬車乗り場は、麓の県営駐車場そば。公衆便所前のベンチに座って待ちます。
馬車は1台で往復しているので、いちど乗りそびれると80分以上待つことに。
わたしたちは11時ごろ行って、たまたま乗れましたが、どうしても乗りたい場合には、事前に問い合わせしておくといいかもしれません。

荒川の渓流沿いを馬車に揺られて行くのはよいものでした。
道から見える奇岩・名勝は、御者のおじさんがガイドしてくれます。

「道みち、説明のあるところは、説明するだよ。説明のないところは、説明は、ないだよ」

ベテランの口調で坦々と笑わせるおじさん。

「おじさん、最初見たときちょっと怖いのかなと思ったけど、おもしろかったし優しそうだった」とうちの子ども。なんだかナルニアの初代の王さま(もともとロンドンの馬車屋さん)を思い出しました(@『魔術師のおい』)

馬は褐色の雄の重種(ばんえい競馬や農耕馬に見られる、大柄で足が太い&短めの力持ち馬)。
子どもがおじさんに名前を訊いたら「ゆうじろう」だと教えて頂きました。

おじさんにおゆるしをもらい、自己責任で「ゆうじろう」の鼻面を撫でました。
馬の耳が立ってる→目が合った→嫌そうじゃない→以上を確認の上、声をかけつつ。ゴワゴワしていて、「働く男」という感じの手触りでした。

馬車を下り、そこから坂道をのぼること約20分。

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左が覚円峰。約180mの高さのある花崗岩。沢庵和尚の弟子・覚円がこの上で修行をしたとか。お向かいの岩は天狗岩。

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ぬらりひょんの横顔のような巨岩。

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石門。くっつきそうでくっつかないふたつ。

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誰が最初に始めたか、岩の割れ目に無数の一円玉。
自然の威容に触れた感動は、ちっちゃな人間らしくちっちゃな感謝を残していきたい、という心境にさせるのでしょうか。

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仙娥滝。仙ヶ滝、と表記している場所も。

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滝壺が光っていたので近づくと・・・

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虹がかかっていました。

滝の近くの「橋本屋」で食事。冷たいきのこうどんには、赤紫のアミタケが山盛りでした(^^)
昇仙峡といえば水晶の産地、ということで、光りものだいすきな8歳児はアクセサリーに夢中。

ちなみに昇仙峡の夫婦木神社には樹齢千年、男女和合の相をあらわした栃の奇木があるとのこと。
こちらにも興味津々なので、再訪の際はレポートしたいと思います。

余談ですが、当地では「無料駐車場あります」をうたったみやげもの屋さんや食堂の客引きが、かなりアグレッシブでした。
無料といっても、もれなくその店で買い物しなくちゃならなくなるシステムのようですから、車で行く際はご一考のほど。
県営駐車場(こちらはほんとに無料)にもタクシーの営業さんが入り込んで果敢にアタックしてきますよー。

以上、昇仙峡でした。
次回は清里&昇仙峡で見つけたキノコ特集の予定です(^^)。


posted by まさの at 11:09 | TrackBack(0) | もろもろ