2015年08月21日

iphone 5Sをトイレに

落としました。
ズボンの尻ポケットから落ちる瞬間やつが残していった「スルリ」という漫画的な感触、便器に当たったときの硬質な響き、暗い穴の底でしばらく青く光っていた四角い画面が忘れられない。
暗い穴。そう、現場は水洗トイレではなく、「簡易水洗トイレ」だったのです。
簡易水洗トイレとは、屎尿を水洗式で地下の浄化槽まで押し流すタイプのトイレのこと。
お尻の真下がすでに屎尿を溜めるタンクで、定期的に汲み取りが必要なぼっとん便所からは、ちょっと進化した形のトイレなのですね。
靴べらの先にガムテープを輪にしたものをつけて、家人が救出作業をこころみてくれましたが、「だめだ・・・見失った・・・」

そのトイレは、清里の山小屋(数日間借りた)の2階にありました。
トイレから建物の外の床に沿って続く管は実に3か所(うち2か所は直角)コーナリングして地面に潜り、恐らくその後、土中でもう1か所のコーナリングを経て浄化槽に至ります。

浄化槽の清掃会社(法律上、浄化槽も年一回は清掃するのが義務)に電話して状況を話すと、
「浄化槽の蓋は簡単に開けられますから、まだ水を流していないなら中を見てみたらどうですか」
とアドバイスをもらいました。
もちろん水は流していません。本体を回収できれば、まさに幸ウン。

というわけでさっそく外に出ました。家人が浄化槽の蓋をカパリ。
升目に区切られた槽の中、なみなみとたたえられる汚水!
一面にうごめく大量のボウフラ!
蚊を振り払いつつ、管の流出口にiphoneを捕獲できそうな網を仕掛けます。
本体への浸水はもはや覚悟の上。トイレにいる家人に合図し、水を流してもらいました。しかし、何度流しても回収できずじまい。
仕方なく、その後は普通にみんなでトイレしました。

翌日、シャワーの工事のためにやって来た水廻りの業者さん。
露出した部分の配管をコツコツ叩いていけば、反響具合から、どこに異物が引っかかっているかどうかわかる、ということで、調べてもらいました。職人ですね!

ただ残念ながら、このときも、失せものの行方は杳として知れず。
浄化槽の中の、昨日から仕掛けたままにしてある網(屎尿やトレペは水洗の勢いで細かくなるので、網目を通り抜けて流れる)にも、引っ掛かっていません。
「もうトイレとして使ってるんですよね?なら、iphoneくらいの重さのものなら、トイレットペーパーに巻き込まれて一緒に流れるはずです。だから、落としたときに、勢いで浄化槽まで一気にいって沈んじゃったか、土の中の配管に引っかかっているか、ですね」

地上に出ている2か所の直角コーナリングは、間が数メートル離れており、その部分の管はほぼ水平。
落下の勢いだけでそこを通り抜けたとは考えづらいので、たぶん土中の配管に引っかかっているのでしょう。
この段階で、すでにわたしの心配事は「本体回収できるか」ということより「これが配管詰まりの原因にならないか」ということに変わっていましたが、「それは大丈夫です」とのこと。

もともと、そのシャワー工事もなぜ必要だったかというと、昨年の秋に山小屋を借りたとき、わたしが凍結防止をやりそびれたせいなのです。

うっかり中年。

その夜は、ダブルブッキングをしてしまって、謝りたい人がたくさんいるのに、連絡手段がないからどうしようもない・・・という夢にうなされました。

夢でよかった。

iphone落としたのも夢だったらよかったのになあ。





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2015年08月12日

泥足にがえもん

※本の感想は基本的にネタバレ含みます。未読の方はお気をつけ下さい※

ナルニア国物語、その後も毎晩少しずつ読み進めています。

「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り (岩波少年文庫)

今は6巻目の『魔術師のおい』。
子どもはすっかりナルニアが気に入ったようで、読み聞かせの終わった巻も読み返したいと図書館で借りています。
夏休みの宿題、おすすめ本の紹介では、3巻目の『朝びらき丸東の海へ』を選びました。
ネズミの騎士、リーピチープがかわいくて好きなんだそうです。
わたしは子どものころはチェックすらしていなかった船長・ドリニアンの魅力に気がつきましたよ。海の漢である彼がリーピチープを叱るときのたとえに作者が「おかあさん」を引き合いに出すのがまたツボ。

ナルニア国物語の映画化は、この『朝びらき丸東の海へ』まででストップしたようですね。
第一章の『ライオンと魔女』は映画館で観ました。戦闘シーンでテンションが下がってしまったため、第二章『カスピアン王子の角笛』以降は未見。

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 (字幕版)

ちなみに第三章『朝びらき〜』映画版のタイトルは『アスラン王と魔法の島』だそうです。ぬぬぬぬぬ。

感想がパラパラと前後して申し訳ないのですが、4巻目の『銀のいす』に登場する沼人の泥足にがえもんについてちょっと語りたいです。

読み聞かせの形で彼に「再会」できて本当に良かった!
いつも、ものごとを暗いほう、悪いほうに予想するにがえもん。
ネガティブ発言で周囲をしらけさせるのがお得意ですが、常に最悪の事態をシミュレーションしているだけに、窮地に陥ったときは頼りになります。
実は危機管理能力が高く、逆境に強いのです。
同じネガティブでも、「絶望名人」のカフカとはだいぶ違います。
にがえもんがアスランと出会う場面はあったっけ、どうなるのかな、と楽しみに読み進めていましたが、結局ふたりは会いませんでした。
にがえもんと一緒に旅をするユースチスは、最後のほうでにがえもんを「ライオンみたいな人だ」と言います。
にがえもんの中にはすでにアスランがいるので、あえて会う必要もなかったということなんだな、と勝手に解釈し、改めてにがえもんすごーい!と惚れ直したのでした。



タグ:読み聞かせ

posted by まさの at 12:24 | TrackBack(0) |

2015年08月07日

川遊び(秋川)

昨日、イベントの付き添いで秋川橋河川公園バーベキューランドに行きました。

主催は地域のボランティア委員&PTA委員。わたしは昨年はPTA委員、今年は臨時のお手伝いとしての参加です。子ども27名、大人49名、総勢76名の大所帯。行動は班ごとです。

武蔵五日市の駅を出て、右方向に徒歩十分。長い階段を降りたら河原が見えてきます。雨のまったく降らなかったこの数日。川の水量は増えておらず、流れも緩やかで、川遊びにはもってこいの日でした。

akikawa.JPG
奥に見える手ごろな岩は、格好のジャンプ台。

子どもたちはお昼に自分たちで焼きそばを作って食べ、おやつにはトウモロコシやスイカをもらって、元気に水と戯れていました。小さい魚や、蟹をたくさん捕まえている子も。
河原も川底も石がごろごろしているし、流れが速いところでは普通のサンダルでは脱げてしまうこともあります。なので、みんなマリンシューズか踵の固定できるタイプのサンダル、学校の上履きなどを履いていました。

四年生から参加できるこの行事、お手伝いの特権?でうちの三年生も参加させてもらいました。
同学年のお友だちがいないので大丈夫かなと思いましたが、楽しく過ごした模様。
川の中で常に片手に大きな平たい石を持っているので、どうしてと訊いたところ
「これを水底の石に引っ掛けておくと、流れの中でも体を固定できる」
とのこと。
そういえば彼女が腐るほど観ていたテレビ朝日『いきなり!黄金伝説』サバイバル編。銛突きの際、海中で岩をつかんで体を固定するテクが紹介されていました。
川の中には目だった岩がないので、石で応用したらしい。

浮き輪できゃあきゃあと流れに運ばれていく子らの横を、もくもくと石を川底に打ちこみ、流れに逆らって遡っていく背中はなかなかに渋かった。

自然は偉大な教師だなあと感慨を新たにしました。

主催の方々に感謝です。夏は海、もいいけど川も、すばらしい!


タグ:川遊び

posted by まさの at 12:17 | TrackBack(0) | もろもろ